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2010.01.28

ムーンライト マイル

映画 2002年
監督 ブラッド・シルバーリング
出演 ジェイク・ギレンホール ダアスティン・ホフマン スーザン・サランドン ホリー・ハンター

感想
凄く良かった。
豪華キャストで、しかも皆、良かった。
映画自体に説得力があるし、人間をよく知ってるなぁ~って感心したのですが、監督&脚本を手掛けたブラッド・シルバーリングは実体験から脚本を書き始めたらしいです。
だから、凄く説得力があるし、人間のある一面が良く分る映画になっているんだって納得した。

哀しい出来事で映画は始まるんだけど、悲しみの中にもユーモアがある。
悲しいだけの映画じゃ、誰も見ようとは思わないって監督がコメンタリーで言ってたけど、その通りだと思う。
映画の冒頭から物語と画面に引き込まれる映画だった。
登場人物は、自分たちは悲しいんだけど、でもそこに客観的にみてると面白い事、変なことも起こる。
単純に悲しかったりするだけじゃなくって、そこには怒りもあるし、不満もある。煩わしさもある。
周りの安っぽい同情に付き合わなくてはならないイラ立ちもある。
キレイごとだけじゃないリアルな感覚が描かれていたと思う。

スーザン・サランドンの演じる娘を亡くした母親の感情の表出には共感できるものがあった。
ダスティン・ホフマンの演じる父親役にも、共感できるものがあるし、説得力があった。
で、ジェイク・ギレンホール演じる娘の婚約者…彼の罪悪感や婚約者の両親に対する優しさは凄く良かった。
ジェイクの良いトコロは、表情にあると思う。
彼の表情は何よりも雄弁。
なので、彼らの織りなす人間関係の不思議さと、悲嘆をどう乗り越えていくのか、のストーリー展開に説得力があった。

ジェイクのラストの法廷での証言は凄く良かった。
この映画を見終わって思った事は、現実には受け入れがたい事があるけど、気に入らなくても受け入れるしかない事があるって事。
自分たちが無意識に(周囲の無意識の期待や無言の圧力、自分たちの無力感のために)演じていた役割とそこからくる立ち居振る舞い、そのロールプレイングから脱却して、真実を見つめる勇気を持つ事は、次への一歩を踏み出すための大事なステップなんだ~って再認識できる映画。

凄く良い映画だと思う。
知名度はそんなに高くないように思うのですが、とても良い映画だった。
こんな映画が作れるのは素晴らしい事だと思うし、出会えた事は凄くラッキーだと思う。

ジェイク・ギレンホールって作品数は少ないけど、良い映画にでてるって思う。
今のトコロ、ハズレなしって感じですよ。
それって、凄い事だと思う。


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