読書

2010.01.29

ぼくたちの終わらない夏 / クリストファー・ライス

100128読了

感想
アン・ライスの息子さんの著作です。
どんなもんかなぁ~って思いながら読んでいたのですが、面白かったです。

彼はゲイらしいです。
で、その彼の半自伝的な部分もある(みたいな)小説。

幼馴染との関係、ゲイとしていじめにあった高校時代、そして恋人との関係。
ミステリーっぽいトコロとかあって、結構面白かったです。
で、ラストには意外な事実が判明したり…。
ふつーに面白い小説でした。

結構、彼は男前で…母親があんな小説を書いていたら、子供はどーなるのか?っていう私の疑問に対して、彼の存在は結構、納得できる感じの人でしたよ。

2010.01.13

フィーバヴァー・ドリーム / ジョージ・R・R・マーティン

20100113読了 創元推理文庫

感想
『トワイライト』をはじめとする吸血鬼ものがはやっている昨今ですが、そーいえば読んでなかったよなぁ~って事で、家にあったこの本を読んでみた。
面白かったよ。
開拓期のアメリカ。
蒸気船の船長と人間の血を飲まない吸血鬼のジョシュアの友情ものって感じかなあ~。
あとジョシュアと対立する人間の血を飲む吸血鬼のtop(あえてこう書きたい人)ジュリアンとの対決ものでもあると思う。

ローカス賞受賞作品らしいですが、読みやすく面白い小説でした。

2010.01.12

アラトリステ 1巻 / アルトゥーロ・ペレス=レベルテ

2010.01/12読了 イン・ロック 出版

感想
映画の『アラトリステ』の状況があまりにも分らず、途中挫折したため、原作から読んでみることにした。
原作は『ナインス・ゲート』と同じ作者で、この『アラトリステ』はスペインの教科書にも載っている作品らしいです。
…つまりそれだけスペインではメジャーな作品ってことだよね?
だから、映画自体もある程度、状況が分っている事が前提で作られているのかも…。

映画自体がベラスケスの絵画的な美しい画像だったのですが、この小説の中にもベラスケスが登場するので、納得しました。
時代背景、社会情勢が分ったので、今度映画を再見しても多少はついていけるのではないかと思った。
取り合えず、時代はスペインの無敵艦隊がイギリスに敗れた時代、徐々にスペインが衰退していくフェリペ4世の治世下でのお話です。
人物関係や、時代背景が分りやすく描かれているので非常に読みやすかったです。

『ナインス・ゲート』より読みやすい訳でした。
やっぱり訳って大事だよなぁ~って思いました。
また、注釈も詳細についており、分りやすい仕様となっておりました。
チームで翻訳しているとのことで、非常に読みやすく分りやすい仕上がりとなっております。

なんか映画の『アラトリステ』とキャラが微妙に違うらしいのですが、まだ現時点ではあまり違和感は感じませんでした。っていうか、1巻は登場人物の紹介って感じで、映画の冒頭部分位しかお話が進んでいないのです…。
現在は6巻まで刊行されているようですが、お話は終わっていないようですよ…。多分。

意外と面白く読みやすい小説でした。

2009.12.27

魔法の使徒 上・下巻 /マーセデス・ラッキー 著

091226読了 創元推理文庫

感想
ヴァルデマール年代記って言うシリーズの中に出てくる魔法使い=魔法使者のお話。
最後の魔法使者となる少年の成長を描いたファンタジー。
結構面白かった。
最近、海外ファンタジーにも抵抗がなくなってきて、色んな小説を読めるのが面白いです。
読書量は減っていますが…。

この主人公のヴァニエルは大変辛い幼少期を経て、その後も辛い思いをしていくのですが、ラストにはきちんと成長し、立ちあがって生きていけるようになります。
その過程が丁寧に描かれていて、それが良かったです。
また翻訳も読みやすくって良かったです。
やっぱり翻訳ものって訳が凄く大事だと思う。
すらーっと読める訳と、なじめない訳があると思う。
翻訳って難しいんだろうなぁ~って最近は思います。

とりあえず面白かったので三部作とのことなので次巻に期待です。

2009.12.20

「アメリカ社会」入門―英国人ニューヨークに住む /コリン・ジョイス

091219読了 NHK出版生活人新書

感想
相変わらずのコリンですが…NYでの生活と、イギリスとアメリカの違いについて書いてあります。
日本よりアメリカほうが、彼にとっては戸惑いが大きいようです。
意外です。

同じ英語圏で、アメリカ開拓時代からの移民も多いと思うのでそんなに文化的に基本的に大きな違いはないだろう、って思っていたのですが…結構違うらしい。
興味深かったです。
まあ、著者自体がアメリカに移動して長い年月がたっているわけでもないので、イギリス人が日本を経由してアメリカに転勤した結果、感じたいろいろな事を、徒然なるままに書いているって感じです。

基本的に私のイメージする典型的なイギリス人であるコリンのアメリカ(っていうかNY)への違和感は、非常に面白かった。
文句言いのイギリス人がNYに行っても、思う存分文句を言えない環境にあるっていうのが、凄く面白かった。
白人のホワイトカラーの人たちは、非常にフレンドリーで礼儀正しくて、イギリス人的ユーモアとか文句を言える感じではないらしい…。
で、階級社会であるイギリスより、アメリカの方が厳然たる世襲的な階級があるらしいです。
アメリカン・ドリームって言うのは、ある意味、低所得者たちが較差に対して不満を持ちにくくしている原因ではないか、というとらえ方は面白かった。
自分さえ努力すればきっと夢はかなうって思っているから…らしいです。
結果が見られないのは、自分の努力が足りないためって考えるらしいです。
確かにアメリカのHow to本や自己啓発本は、成功や結果を重視した、非常に合理的なものが多いように思います。
で、合理性と功利主義の結果か、ネットワーキングって言う、日本人が聞いても凄くいやーな感じのする人脈づくりをアメリカ人は積極的にするらしいです。
だから、他者へのアピールは凄く上手なんだろうなぁ~って思った。

このアメリカの実力主義・功利主義的な考え方にはイギリス人もギャップを感じるらしいです。
同じ英語圏だからっていっても、文化的・思想的・社会的には大きな違いがあるらしいです。
アメリカの人たちは高所得者達ほど自分たちの見ためや、表情・立ち居振る舞いに非常に気を使っているとか読むと、非常に納得するものがあります。
低所得者ほど肥満が多いらしいです。

なんか、かなり偏ってはいるとは思うのですが非常に興味深く読みました。

2009.12.04

ニッポンの評判―世界17カ国最新レポート

091204 読了 今井佐緒里 編 新潮新書

感想
外国居住者がらみた日本人の現地での評判とか、現地での自分の経験を集めた本。
下のコリンの本の方が面白かったけど、これはこれで興味深い本でした。

イギリスの戦争経験年代の人間には日本人がとても野蛮に見えた事、自分たちの国のスタンダードが世界的にもスタンダードであるって考えていた年代があった事などは興味深い記述でした。
あと意外な事にフランスが結構、昔から日本の文化を評価しているという点が面白かった。フランスはなんでも自国が一番!っていうイメージがあったけど、日本の美に関しては非常に高い評価を全体的にしているらしいです…。面白いなぁ。
あとドイツ。日本に興味がないらしいです。結構意外でした。
反対にトルコは、良く言われる事ですが、親日感情が非常に高い国らしいです。やっぱり。
ニュージーランドでは日本人取扱マニュアルらしきものがあるらしいです。フロンティア精神の旺盛なニュージーランド人にとって、日本人は信頼はできるがイライラさせられる存在らしい…。

良い事ばかりでなく、悪い事も書いてあるのが良かったです。
で、総合的に見て、今まで海外で活躍してきた人たちが今の日本に対する評価を築いてきたので、私たち以降の世代も、それをより良くできるようグローバルな視点を持つことも大事なんだろうなぁ~って思いました。

2009.12.03

「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート / コリン・ジョイス

091202読了 MHK出版

感想
ロンドン東部1970年生まれのオックスフォード大学卒業。1992年に来日し14年間日本で生活した『デイリー・テレグラフ』日本特派員による著作。…彼は今、アメリカにいるらしいっす。

むっちゃ面白かったです。
作者は、この本から私が受けた印象としては、ホンマにイメージ通りのイギリス人の典型的な高学歴な男性って感じがしました。
彼の日本での生活のレポートなんですが…。
笑えます。
皮肉屋でユーモアがあり、冷静かつ公平であろうとするけど、文句言い。
サッカーとビールが大好きなイギリス人。

そして彼は日本が好きな人です。
なので日本に好意的に書いているのですが、まあイギリス人ですから…面白いです。
しかしイギリス自体では日本に対する知識が浸透していないっていうのが興味深かったです。
母国愛と日本への愛情が感じられる一冊。

なんにせよ、イギリス人が概して文句言いなのと、彼らがユーモアと称する変なジョークを好む事がホンマに良く分りました。
いや、でもこの人の文章はむっちゃ面白いですよ!
いや~ホンマに面白かったですわ~~。

2009.11.20

私は日本のここが好き! 加藤恭子 編

091120読了

感想
色んな外国人から見た日本の良いトコロ、ちょっとイケてないトコロをインタビューした結果を本にした感じ。
おもに日本の良いトコロ、好きなトコロが書かれているので、読んでいてちょっとうれしくなったし、日本人の価値観やモラルなどの良いトコロが良く分りました。
文化的にとても良いトコロを日本は持っているので大事にしていかなくては…って思いました。
自分たちが普通に行っている事、自分たちにとって当り前の風景が外国人から見たらとても素敵に見えるのは興味深かったです。

日本って良い国なんだ~ってほっこりできる本でした。

2009.11.09

いつか晴れた日に 分別と多感 /ジェーン・オースティン

091109読了 キネマ旬報社

感想
映画『いつか晴れた日に』の原作。
凄く面白かったし、映画が凄く良くできている事が分る本だった。
あと、小説ならではの丁寧な心の動きの描写が凄く良かったです。
エリナが賢くって冷静で、努めて日々の自分の行いに抑制を効かせて適切に行動しようってするトコロはもちろん素敵だったのですが、ラスト近くでマリアンが自分の今までの態度・行いを反省するあたりとかの描写も凄く良くって、共感できました。

細かい描写や人物の造形は相変わらず素晴らしく、やっぱりジェーン・オースティンは凄いなぁって思いました。

2009.10.27

名画・イエス巡礼 / 遠藤周作

091025読了 文芸春秋

感想
イエスの生涯を名画とともに、遠藤周作の時代背景などの解釈などを踏まえて描いたもの。
読みやすく、かつ結構分りやすい本でした。
絵よりイエスの生涯の紹介にフォーカスが当たっている感じ。
絵画中心の本があったら見てみたいものです。

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